UVケア商品を選ぶ時のポイント
UVケア商品を選ぶ際には3つのポイントがあります。まずはSPF値とPA値。SPFは紫外線B波をカットする力を示しており、PAは紫外線A波をカットする力を示しています。B波は赤くなってヒリヒリする日焼けを起こす紫外線。SPFは、何も塗っていない場合に比べて赤くヒリヒリするまでの時間をどれだけのばせるか目安となります。数値が大きいほど時間が伸びます。一方、A波は真皮まで到達してダメージを与え、肌老化を促進します。PAは「+」の数でカットの効果を表していて、「+」はやや効果がある。「++」は効果がある。「+++」は非常に効果があるという意味です。
ではSPFは数値が高いもの、PAは+が多いものを選べばいいのか?
数値が高く、+が多いほうがUVカット効果も高いということです。ただ私は肌への負担を考えて、あまり数値の高いものは使いません。日常生活ではSPF20のPA++のものを使っていますが、それで十分だと思います。アウトドア・シーンは特別にSPF50の「+++」を使ったりもしますが、その場合は、帰宅後すぐ落とすようにしています。同じ理由で、ポイントの2つ目は紫外線吸収剤だけでできていないものを選ぶことです。敏感肌の人は肌への刺激になるので特に注意が必要です。
クリームまたは乳液タイプの商品がおすすめ
3つ目のポイントですが、UVケアの商品はクリームまたは乳液タイプがおすすめです。ベタつきや白浮きが気になる人はローションやスプレー、ジェルなどを好まれますが、そのほとんどが吸収剤のみでできていることが多いのです。裏返せば、吸収剤を含まないノンケミカルのものはクリームや乳液タイプに多いということです。そのあたりをよく見極めて、極力、肌に負担のないものを選んでみてください。